中医師

高 士成
1962年中国黒龍江省出身。1985年中国ハルビン市・黒龍江中医学院卒業、専攻は中医学(漢方)です。同年、同大学病院勤務、中医師となり、内科、整形外科など12年間臨床医を経て、1997年助教授に就任。哈爾濱漢方薬局の招聘により顧問アドバイザーとして1998年来日、勤務している。
高 士成 からひとこと
メタボリックシンドロームと漢方の「未病 」
「
これは、漢方古代からの考え方ですが、最近話題のメタボリックシンドロームは確かに「未病」ですので、生活習慣を直したり、漢方薬を服用したりすることによって、病気になるまでに容易に健康状態に戻せますし、何しろ病気のつらさを知らずに済むことが大変有意義だと思います。
例えば、最近テレビでも「杜仲茶」を1日10gしばらく飲み続けますと、内臓脂肪を減らす効果が確実に得ると紹介がありました。他に、ハブ茶(決明子)、羅布麻茶などもあります。更に体調に合わせて、複数の薬草を組み合わせて煎じて飲むという2千年以上の経験と知恵を持つ煎じ薬は、より効果的です。
哈爾濱漢方薬局で調製している煎じ液の1回分ずつアルミパック密封包装は、手間・匂い・携帯の不便がなくなり、簡単に服用できますので、お薦めします。
漢方薬は、人間の持っている自然治癒力を高め、体質を改善し、病気に立ち向かう強い力を作りますので、お気軽にご相談ください。
管理薬剤師

高橋 三英子
高橋 三英子からひとこと
「病は気から・・・」と言いますが、漢方では「気」を生命活動の根元として重要視しています。
元気の気、気持ちの気、気合の気、やる気の気など、気のつく言葉はたくさんあって、主に思考や精神活動を司るとされていますが、「気」が足りなくなってくると、元気がなくなったり、気持ちが落込んだり、やる気がなくなったりしてきます。
気が足りなくなるのは、量が不足したり循環が停滞するためで、気の量が増え、気のめぐりがよくなれば、また元気になって、気持ちも持ち上がり、やる気が出てきます。つまり「気力」が充実するのです。
そして「気」は、「血」・「水」と影響し合い、「血」・「水」も互いに影響し合っていて、「気」・「血」・「水」のバランスがうまく保たれて健康が維持できます。
この「気・血・水」のバランスを整えるためには先ず、ご自身の身体の状態を知ること、そして身体をいたわることが大切です。
そういうことを皆様に知っていただくこと、その中で漢方薬が皆様の健康の手助けになるようにお手伝いをしたいと願っています。