2025.11.05
第58回北陸信越薬剤師学術大会にて口頭発表しました。
笹菊薬品株式会社・石川調剤薬局の渡邊翔太が、令和7年11月に福井市で開催され
た第58回北陸信越薬剤師学術大会において、地域での薬物乱用防止教育に関する取り
組みを発表しました。
発表演題:「オーバードーズの啓発を取り入れた薬物乱用防止教室の実施調査 ~
今、本当に啓発が必要な年代は~」
近年、若年層を中心に「オーバードーズ(過量服薬)」による健康被害が社会問題と
なっています。当社薬剤師は、学校教育に携わる“学校薬剤師”として多数活動し薬
物乱用防止教育を担ってきました。身近な市販薬や処方薬の誤った使い方にも焦点を
当てた啓発活動も取り入れています。今回の発表では、小・中学生の薬物乱用防止教
室の前後でのオーバードーズの危険性や、誘惑に乗らないための断り方等の理解度を
分析し、どの年代に啓発活動が必要かを検討しました。
調査の結果、オーバードーズを含めた薬物乱用防止教育は中学生だけでなく、小学生
でも理解度の顕著な向上が認められました。また小学生でも中学生と同等の理解度を
得られたことから、より早い小学生の段階から実施することが有益だと考察されまし
た。
今後も当社は、地域密着の薬局としての立場から、正しい薬の使い方と命の大切さを
伝える活動を続けてまいります。

