青海神社は青海神社、賀茂神社、賀茂御祖神社の三社御本殿を合殿し、神明造の覆屋に納めまつっております。

 青海神社には椎根津彦命(しいねつひこのみこと)と大国魂命(おおくにたまのみこと)をまつっております。

 椎根津彦命は神武天皇のご東征に際し速吸門(はやすいのみなと)で出迎え、瀬戸内海の海路を案内する大任を果たし、大和(やまと)に入る軍機に参画し大功を遂げられ大倭国造(やまとのくにのみやつこ)に任じられました。

 大国魂命は大国主命の荒魂(あらみたま)で、国の地主神として国土の経営に偉大な功績を立てられました。


■一ノ鳥居

 賀茂神社は賀茂別雷命(かもわけいかずちのみこと)をまつっております。皇室の祟敬殊に厚く、五穀豊穣・勇壮武厳・厄除けの神として尊敬されております。
 賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)は賀茂別雷命の始祖多多須玉依媛命(ただすたまよりひめのみこと)、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)をまつっております。

 玉依媛命は安産・子育ての神として、特に女性の信仰が深く、春季例大祭の御神幸に大勢の母親が愛児を背負って参加するので別名乳母行列ともいわれています。

 賀茂建角身命は神武天皇が大和に入る山道に困苦した際、大鳥と化して道案内の大役を果たし、八咫烏(やたがらす)と号を賜りました。


■本殿


■大鳥居
神社正面入口に立つ大鳥居は、大通りからも良く見える神社のシンボルである。