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医学が完成しない古代では、食物が薬としても重要な役割を果たしていました。 このように、中国では長い歴史の中で、何を食べると健康によいか、病気の予防や治療に役立つかという知識を代々伝えてきました。「医食同源」とは、日常の食事で病気の予防や治療を行なうというもので、食事も医療も、その源は同じであるという考え方です。 そして、これを実現させたものが“薬膳”です。漢方薬には、さまざまな生薬が使われていますが、薬膳料理は、これら生薬の性質や薬効を利用して健康増進や病気の予防や治療の改善を図るための料理で、家庭でも簡単につくることが出来ます。 また、韓国では古くから「薬食同源」という考え方があり、ゴマ、唐辛子、ニンニク、ショウガ、ゴマ油などを混ぜた調味料を「薬念(ヤンニヨン)」といい、みそ、しょうゆなどの基本調味料と共に使われています。 |
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漢方では、陰陽五行説に基づいて、すべての動植物を、酸・苦・甘・辛・鹹の五つの味に分類しています。そして、“五味”は五臓と深くかかわりあっています。
このように、食物の五味を知ることで健康に役立てることが出来ます。 さらに、“五味”と並んで大切なのが、熱・温・平・涼・寒の“五気”で、“五気”とは動植物が本来、自然に備えている性質や作用のことです。
これらの“五味”、“五気”の性質を理解した上で、バランスよく組み合わせていけば、病気を予防し、健康増進に役立ちます。 |